家を作るときに設計図を描かないで立て始める人はいませんよね? 生成AIだって同じです。ビジネスとして思いつきではなく、後々のことを考えたらまず設計図をキチッと描くことがビジネスでChatGPTを上手に使いこなす基本だと思います。
みなさん、こんにちは! 今日も《ビジネス経験を活かしたChatGPT活用術 ~還暦を過ぎた私でもChatGPTを操れた~》と題してAIブログ記事を始めます。
みなさん《聴くチカラ研究所》へご来訪ありがとうございます。4DL Technologies株式会社(フォーディーエル)の荒巻 順です。
建築において、設計図は家の基礎となるものであり、全体の完成度に大きく影響を与えます。
同じように、生成AIを使ってビジネスの再現を目指す場合、プロンプトの設計図がなければ、期待通りの結果を得ることは難しいでしょう。設計図がなければ、作業が進むにつれて問題が噴出し、最終的に大きな修正が必要になるかもしれません。
例えば、ChatGPTを使って法人営業におけるBtoBセールスプロセスを再現しようとする場合、具体的なプロセスや目標を明確にしないままプロンプトを書き始めると、曖昧で不十分な結果に終わる可能性があります。
設計図をしっかりと描くことで、どの部分でどのような情報を生成AIに伝えるべきかが明確になり、精度の高いアウトプットが期待できるのです。
一度設計図を描けば、それは単にプロンプトを作成するための手段に留まりません。
設計図は、後々のメンテナンスや改良にも役立つ重要なツールとなります。ビジネスは常に変化しており、同じプロセスが繰り返されるわけではありません。ですから、プロンプトの設計図があれば、必要に応じて修正や最適化が容易に行えます。
例えば、生成AIを使って行った営業プロセスが時間の経過とともに変わった場合、元の設計図があれば新しい状況に合わせたプロンプトの調整が容易になります。
これにより、ビジネスの変化に対応しつつ、常に最適なプロセスを維持することができるのです。これは、生成AIを活用する上での重要なポイントです。
プロンプトデザインの目的は単に生成AIに情報を伝えることではありません。それ以上に重要なのは、ビジネスのロジックや意図、そしてその背後にある想いを正確に伝えることです。
これが、生成AIによって再現されたプロセスが、単なる機械的な手続きに終わらず、実際のビジネスの臨場感や本質を捉えたものになるための鍵となります。
例えば、BtoBセールスにおけるお客様との商談を再現する場合、その商談のゴールやお客様が求めているものを的確に反映したプロンプトを作成することが求められます。
これが実現できれば、生成AIが単に情報を返すだけでなく、実際のビジネス現場に即した応答が可能となります。
次回は「プロンプトの骨格作り」について深掘りしていきます。どのようにしてプロンプトの基本的な構造を作り上げるか、その具体的な方法をお伝えしますので、どうぞお楽しみに!