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4月 13, 2025
3 min read time

BtoBセールスをChatGPT/Gemini/Copilotで変革! 恋愛論から考える“聴くチカラ”をAIで実現

恋愛論から 考える “聴くチカラ” セールス

 

BtoBセールスの世界って、ちょっと恋愛に似てると思いませんか? お客様との距離を縮めるプロセスや、信頼を勝ち取る流れは、まるで気になる人を口説くのと同じ香りがします。

今回の記事では「アカウントしているお客様をどこまで理解しているのか」をテーマに、営業の極意を一緒に深掘りしていきましょう。

みなさん こんにちは《聴くチカラ研究所》の4DLの荒巻順です。ブログへのご訪問、ありがとうございます。


目次

1.あなたは相手を口説き落とす本質を知っていますか?

  • 聴くチカラで心を動かす
  • あえて「口説く」視点
  • 一緒にゴールを目指す


「相手を口説く」と聞くと、ちょっと軽く聞こえるかもしれませんが、コンサルティング力やコミュニケーション力を発揮するうえでとても大切な考え方です。

お客様から見て「この人となら話したい」「頼りにしたい」と思わせるには、まずこちらが相手の話をしっかり聴く姿勢が欠かせません。商品を売り込むより先に、「あなたのことをもっと知りたい」というスタンスこそが信頼獲得のスタート地点になるんです。

たとえば社内でよく話題になる“伝説の上司”は、これを自然にやってのけます。

彼(または彼女)はただ「うちのサービス最高ですよ!」と力説するのではなく、「ところで、最近お客様の現場でどんな課題が一番ホットなんですか?」と投げかける。

そこで相手がボロッと本音を語り始めたら、じっくり耳を傾け、「なるほど、それって実は〇〇を変えたら解決するかもしれませんよ」とアドバイスしていくわけです。

するとお客様は「おや、この人は本気でウチの現状を知ろうとしてくれているな」と心を開き始めるんですね。

恋愛でも同じです。いきなり「僕と付き合ってください!」と猛アピールされるよりも、「あなたはどんなことが好きで、どんな将来を描いているの?」と聞いてくれる相手のほうが好印象ですよね。

BtoBセールスもこれに通じるところが大きいんです。

▼会話事例▼
営業担当:「最近の取り組みやチャレンジって、どんな感じなんでしょう?」
お客様:「実は、社内DX推進に苦戦していて…。新しいツールを導入したいんだけど、使いこなせるか不安なんですよね」
営業担当:「おぉ、まさにウチが得意とするところです! 具体的なお悩みを教えていただければ、一緒に解決策を考えますよ!」

“口説き落とす”なんて言うと大袈裟ですが、このようにお客様の懐にスッと入り込み、かつ頼りがいを感じさせるのがコンサルティングセールスの神髄なんです。

 

2.自分の魅力をアピールする前にお客様をどこまで理解していますか?

  • 孫子の兵法を営業に活かす
  • お客様の背景を深堀りする
  • 自社の価値を後から繋げる


「孫子の兵法」は、中国の古典兵法書として有名で、戦いの本質を見抜くために用いられてきました。

中でも「敵を知り己を知れば百戦危うからず」という言葉は、「相手の状況や強み・弱みを理解し、自分自身の立ち位置と力を把握すれば、どんな戦いでも勝機が高まる」という意味を持っています。

ビジネスではもちろん、対人コミュニケーションやBtoBセールスにも応用できる考え方ですよね。

お客様は決して“敵”ではありませんが、「相手の外側にある情報をどれだけ知っているか」が商談の質を大きく左右します。

アカウントベースの営業で、担当企業が20社ほどあるなら、一社一社が持つビジネスモデルや将来戦略、業界の動向を把握することで、あなたの提案の確度がグッと鋭くなるんです。

しかし実際には、「自社の商品・サービスには詳しいけど、お客様の業界事情はそこそこ」なんてケースが多いでしょう。

そうすると、「この提案は本当に相手の求めるものだろうか?」と不安になりがち。そこでこそ、“外部環境を徹底的に理解する”意識が必要になります。

これはまさに「敵を知り己を知る」アプローチ。相手のビジョンや背景を知ったうえで初めて、自社のソリューションと照らし合わせる作業ができるのです。

たとえば、ある鉄道会社に対してICTソリューションを提案する場合。

「定時運行が大事ですよね」という当たり前の前提だけで進めるのではなく、「駅ナカビジネスや観光客向けの新規サービスに力を入れている」という背景まで掘り下げれば、より具体的な施策を提案できます。

▼会話事例▼
営業担当:「○○駅の新プロジェクト、すごく注目されていますよね。実際どんなビジョンを描いてらっしゃるんでしょう?」
お客様:「実は、駅をハブにして周辺企業との連携を強化する構想があるんです。観光客向けに面白い取り組みを進めたくて」
営業担当:「でしたら、データを使った集客施策やDX推進の観点で、ウチがサポートできそうですよ。いくつか事例をお見せしましょうか?」

こうしたやり取りができれば「ここまでウチのことを調べてくれてるのか!」と、お客様は安心感を持ちます。自分の魅力をアピールするタイミングは、そのあとでまったく遅くありません。

むしろ、相手の戦略を踏まえたうえで「自社の力」を伝えられれば、一気に説得力が増すのです。

 

3.「何が売れそうなのか」ではなく「何をしたいのか」をさがしていますか?

  • お客様の夢を聞き出す
  • 売る前に未来像を描く
  • 非エンジニアも使えるAI活用


営業をしていると、つい「この商材なら数字が稼げそうだ!」という“売れ筋”に飛びつきがち。でも本当にお客様が欲しがっているのは「次に何を実現したいか」をアドバイスしてくれるパートナーだったりします。

一流のコンサルティングセールスは、まず「実際のところ、お客様はどんな未来をイメージしているんだろう?」と聴いてから提案を考えるんですね。

こうすることで、相手が「自分たちだけでは気づけなかった可能性」を見いだせるようになります。

たとえば、大手通信事業者のお客様が「スマートシティ構想」を念頭に置いていたとして、こちらがただ通信インフラの話だけをしていたら先に進まない。

でも、「そこで新しいユーザー体験を創出しようとしているなら、こんなデジタルプラットフォームで顧客データを活かせるかもしれませんよ」と一歩先を提示できれば「この担当者、分かってるな!」となるわけです。

ここで鍵になるのが「生成AI」を活用したヒアリングとアイデア出し。

ChatGPTやGemini、Copilotなどを使えば、膨大な情報や事例を瞬時に検索・分析して、複数の可能性を提示できます。

非エンジニアでもプロンプトデザインをちょっと工夫すれば、「こういう視点はどうでしょう?」という柔軟な提案がパッと出てくるんです。



▼会話事例▼
営業担当:「実は最近、ChatGPTに『スマートシティ×地域活性の成功事例』を聞いてみたんですよ。こんな面白いデータが出てきたんですけど、御社のプランに合いそうじゃないですか?」
お客様:「あ、それすごく興味あります! ぜひ詳しく聞かせてもらえませんか?」
営業担当:「もちろんです。一緒にその構想に肉付けしていきましょう!」

「何が売れそうか」より先に、「何がやりたいのか」「将来どんな世界を実現したいのか」を探ることが、結果的には付加価値を生み出し、さらには自社の粗利も高める切り札になるんです。

 

4.アカウントユーザーの課題解決を生成AIで作戦を考えませんか?

  • 伝説の上司スキルをAIで再現
  • 課題整理にChatGPT・Gemini
  • チームでスピード&質を高める


「あの上司は営業の天才」みたいに言われる人、いますよね。

相手の誕生日や趣味を自然に覚えていたり、商談相手が言いたいことを先回りして答えたりと、その振る舞いには「どうやったら身につくんだろう?」と不思議になるスキルが満載。

でも、今の時代はそこにAIエージェントの力を借りることで、個人の経験やカンを超えたスピードと精度で課題解決を進められるようになっています。

たとえば、アカウント企業が抱える中期的なデジタル課題をChatGPTでざっと整理したり、Geminiを使って他業界の類似事例を検索してヒントを得たり。

しかも、それをチームセールスの観点で共有し合えば「お客様が言っているこの要望は、別のプロジェクトでやったスキームが応用できそう」といったアイデアがポンポン飛び出すんです。

▼会話事例▼
プロジェクトマネージャー(技術側):「この機能要望、ちょっと複雑なんですが、AIで既存事例を調べてみましたか?」
営業担当:「はい、Geminiに投げてみたら、類似ケースの導入ポイントがまとめられたんですよ。これ使えそうです!」
プロジェクトマネージャー:「じゃあ早速、提案書に落とし込んでみましょう。お客様もびっくりするはずです」

こうしたプロンプトデザインやAI活用のノウハウは、“営業のカリスマ”だった上司のセンスを、誰もが学んで共有できる状態に近づけます。

つまり「属人的な感覚」を脱却し、エンタープライズクオリティの営業を組織全体で再現できるんです。ここまでいけば、法人営業部門の変革もあっという間です。

 

5.まとめ


1. 「相手を知る」姿勢が、営業でも恋愛でも最強の武器になる
2. お客様の夢や課題を一緒に描き、具体化するコンサル力を持つ
3. 生成AIを活用し、伝説の上司スキルをチーム全体でレベルアップする


ここまでお読みいただき、ありがとうございます。営業って、突き詰めれば「相手が求める未来」を聴き取り、それを一緒に作る喜びを共有する仕事です。

自分の魅力をゴリ押しするより、まずはお客様がどんな理想を追いかけているのか理解すること。それからコンサルティングセールスとして、最適なソリューションを提案する。

この流れに、ChatGPTやGeminiといったAIとタッグを組むと、さらにスピーディかつ柔軟に課題解決へと導けます。ぜひあなたも一歩踏み出してみてください。

ということで、最後に宣伝です!

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こんなエンタープライズ企業のDX推進部門やデジタル経営推進部門からたくさんの引合いを頂戴しています。ご興味のある方はぜひ資料をダウンロードしてみてください。

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そして、まもなくニュースリリースをしますが、ANB(AI Native Business)というサービスを開始します。これは、CopilotなどのAIプラットフォームの上に《AIエージェント》というアプリケーションを開発して、皆様のビジネスのあらゆる参謀構築するサービスです。

以前から、通信業界BtoBセールス部門へのコンサルティングセールス支援ツールの《ANC》で培ったノウハウをAIエージェント開発ビジネスとして展開します。この記事にあるような聴くチカラを実現してくれますよ。

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