聴くチカラ研究所|4DL Technologies株式会社

BEYOND FORUM 2026で考えたい、AI時代の人材開発──DX人材の“現在地”を測るANT-DXAを初公開

作成者: 荒巻順|2026/05/16 0:12:48

みなさん こんにちは《聴くチカラ研究所》の4DL Technologies株式会社CCO荒巻順です。ブログへのご訪問、ありがとうございます。

 

4DL Technologies株式会社は、2026年6月9日(火)・10日(水)に東京ビッグサイトで開催されるBEYOND FORUM 2026「第1回 AI時代の人材開発・タレントマネジメント展」に出展します。

BEYOND FORUM 2026 公式サイト・来場登録はこちら

会場では、AI時代のDX人材アセスメント「ANT-DXA(AI Native Training - DX Assessment)」を初公開し、約5分の簡易受診体験をご用意しています。

生成AIの導入が一通り済んだ今、なぜ人材開発において“現在地の可視化”が最優先課題となるのか。

本記事では、展示会への来場を検討されている人事・人材開発・タレントマネジメント担当者の皆様、とりわけ生成AI導入後の人材育成や定着施策に課題を感じている方に向けて、私たちが今、投げかけたい問題意識をご紹介します。

 

1. ツールを配り、研修をやった。その次に必要なのは「もう一つの研修」か?

生成AIを導入した Lights-on のフェーズが過ぎ、活用研修も一通り実施した。

それでも、現場の使い方は目に見えて変わっていない。

今、多くの企業の人材開発や人事企画の現場で、このような事態が起きています。Microsoft 365 Copilotなどの強力な環境を全社に整備したものの、実際に実務で活用しているのは一部の先進的な社員だけ。

大半の社員は検索エンジンの代わりに使う程度にとどまり、研修効果や具体的な行動変容を経営層に定量的に説明できず、次の育成施策をどの層にどう打つべきか判断しきれない──そんな担当者様の悩みが絶えません。

そのとき、組織に本当に追加すべきなのは、もう一つの新しい研修カリキュラムでしょうか。

それとも、まず自社の人材の現在地を正しく測ることでしょうか。

生成AIは、従来のITシステムや業務アプリケーションとは異なり、プログラミングコードや決まった操作手順ではなく、私たちの日常の言葉である「自然言語」で動きます。

だからこそ、一見すると「誰でも今すぐ、簡単に使いこなせるツール」のように見えてしまいます。

しかし実務の現場では、自分の業務を客観的に言語化し、AIに任せる仕事を切り出せる人と、単なる時短ツールとして消費してしまう人との間に、目に見えない巨大な「活用レベルの分水嶺」が生まれています。

このAI時代特有の判断傾向や思考の特性は、これまでのITスキルチェックや資格の有無といった「知識の物差し」だけでは、十分に捉えきれない領域なのです。

 

2. 人材開発の鉄則──「診断が先、処方は後」

ビジネスにおける人材育成やリスキリングを設計する際、私たちは非常に重要なプロセスを飛び越えてしまいがちです。それが、対象者の正確な「現在地」を知るということです。

よくある比喩ですが、現在の正確な体重や体脂肪率を測定せずに、その人に最適なダイエットプランやトレーニングメニューを正しく設計できるプロはいません。

しかしDX人材育成の現場では、組織全体のAI活用能力や、現場社員が持っている潜在的な判断傾向をデータとして可視化しないまま、「とりあえず世間で評判の良い生成AIプロンプト研修」を一律で走らせてしまうケースが少なくありません。

その結果、受講直後は「良い話を聞いた」とアンケートの満足度は高くなるものの、翌週には元の慣れ親しんだ業務スタイルに逆戻りしてしまうという、施策の空振りが起こりやすくなります。

だからこそ4DLは、AI時代の人材開発において「診断が先、処方は後」という順番を徹底することが、あらゆる育成施策を組織の資産に変えるための重要な前提になると考えています。

人事・人材開発部門にとって重要なのは、単に「AIを使える人を増やす」ことではありません。

部門別・階層別にどのような育成課題があるのかを正確に把握し、次年度の研修計画、人材ポートフォリオの構築、あるいは適切な配置・抜擢の議論につなげられる形で、人材の現在地を客観的なデータとして可視化することです。

誰に、何を、どの順番で学ばせるべきか。経営が求めるDX推進のスピードと、現場のリアルな実務判断の間に、どれほどのズレが生じているのか。

研修の計画を立てる前に、まずは現在地を測る。そのための具体的な道具として、今回BEYOND FORUM 2026で初公開するのが、AI時代のDX人材アセスメント「ANT-DXA」です。

 

3. ANT-DXAとは──点数をつけるテストではなく、次の一手を示すナビゲーション

ANT-DXAは、一般的な「知っているか・知らないか」を問う知識テストや、「できる・できない」を5段階で自己申告させる簡易アンケートとは設計思想が根本から異なります。

本システムは、32問(8軸×4問、所要時間約30分)で構成される、AI時代に特化したDX人材アセスメントです。

「実務でこのような局面やトラブルに直面した際、あなたならどう判断し、どう動くか」を擬似的に問いかけるSJT(Situational Judgment Test:状況判断型テスト)と、選択肢を絞り込ませる強制選択形式を採用。

統計手法を組み合わせることで、自己申告型の回答に生じやすい「自己評価の甘さ」や「できるつもり」といった社会的望ましさバイアスを適切に抑制します。

測定する領域は、生成AI時代に真に問われる判断傾向や行動特性です。

業務分解力、言語化能力、課題設定力、データ整備力といった実務力から、変化適応力や共創姿勢といった変革性に至るまで、これからの組織に必要となる要素を、実務判断に近い形で可視化する設計です。

結果は、受診した個人向け、現場の上長向け、そして経営・人事向けの3系統の多角的なレポートとして自動生成されます。

これは、社員を評価し、ふるい落とすためのテストではありません。

受診者にとっては「自分の現在の強みと、明日から実務で実践すべき次の一歩」を納得感とともに示すナビゲーションであり、人事・人材開発部門にとっては、次年度の研修計画や人材ポートフォリオの議論を支える、確かなデータドリブンな育成設計図の根拠となるものです。

 

4. デジタルスキル標準(DSS v2)という“地図”に、自社の“現在地”を打つ

2026年4月、経済産業省とIPAが策定する「デジタルスキル標準(DSS)」がVer.2.0へと改訂され、データマネジメント類型の新設や、AIの運用・ガバナンスに関連するスキルが拡充されました。

国が示すこれら最新のレポートや標準は、これからの時代に企業が目指すべき人材像や必要な観点を網羅した、非常に優れた“地図”です。

しかし、優れた地図を印刷して社内に配っただけでは、現場のDXは動きません。

なぜなら、自社の人材が今、その地図のどこに立ち止まっているのか(現在地)が分からないからです。

国が描くデジタルスキル標準(DSS v2)は、進むべき方向を示すマクロな「地図」です。対するANT-DXAは、その地図の上に自社の「現在地」を鮮明にするためのミクロな道具です。

「地図だけでは現場は動かず、現在地だけでは方向を見失う」。

ANT-DXAは、DSS v2が示す先進的な人材類型やスキル観点をしっかりと参照・整合しながら、それを各企業の人材育成や組織対話で活用しやすい共通言語(数値データ)へと翻訳する、現場実装のためのレイヤーとして機能します。

 

5. BEYOND FORUM 2026の4DLブースで体験できること

東京ビッグサイトの「第1回 AI時代の人材開発・タレントマネジメント展」内、4DL Technologiesブース(南1・2ホール【 8-2 】)では、ご来場いただいた皆様にこのアセスメントの価値を直接体感していただける3つのコンテンツをご用意しております。

① 【約5分】ANT-DXA 簡易受診体験

アセスメントの実際の挙動や、設問の「質」をその場で体感いただける、8問構成のショートバージョンをご用意しています。

画面上で状況判断型の問いに回答いただくと、分析を実行し、AIが生成するパーソナライズされた簡易レポートサンプルをその場で発行いたします。

回答するだけで、どのように思考の傾向や判断のクセが可視化されるのかを、ぜひご自身の目でご確認ください。

② 三系統の詳細レポートサンプルの解説

本来の32問版を受診した際に出力される、詳細なレポート(個人向け・上長向け・経営/人事向け)のフルサンプルを公開します。

結果データをどのように現場の1on1に活かすのか、どのように組織全体の研修計画の根拠にするのか、具体的な活用ノウハウを4DLコンサルタントが直接解説いたします。

③ 自社のDX人材育成に関する個別相談

ANT-DXAには、標準の測定軸を用いる「汎用型」のほか、企業の目指す独自のDX戦略や人材像をヒアリングして評価軸そのものをオーダーメイドで構築する「自社専用設計型」があります。

「うちの業界特有の業務環境を反映した設問を作れるか」「数百〜数千名規模の一斉受診に対応できるか」など、企業固有の課題に対するカスタマイズのご相談もブースにて承ります。

なお、展示会でのご商談を通じた導入優待もご用意しています。詳細はぜひ会場のブースにてご案内させてください。

 

6. 次のような課題をお持ちの方は、ぜひ4DLブースへ

「第1回 AI時代の人材開発・タレントマネジメント展」の4DLブースは、特に以下のようなミッションや悩みを抱えている人事担当者様にとって、次の一手を考えるきっかけとなります。

  • Microsoft 365 Copilot等の生成AIを導入したが、現場の定着や活用に課題を感じている
  • AI研修やDX研修を実施したものの、その効果や変化を経営層に定量データで説明しづらい
  • 「誰に何を学ばせるべきか」、次の育成施策を展開するための客観的な根拠が欲しい
  • 数百名〜数千名規模の大規模なDX推進・人材開発を担っており、組織全体の傾向を把握したい
  • 従来のITスキルチェック(知識・資格ベース)では、生成AI時代の適性や実務判断力を測りきれないと感じている
  • 自社の人材ポートフォリオの構築や、スキル・資質の実務的な可視化(アセスメント)を検討している

「まだ具体的な導入計画はなく、情報収集の段階」という方も大歓迎です。

これからのAI定着トレンドや他社事例について、お気軽に情報交換をさせていただければ幸いです。

 

7. まとめ:“測ってから設計する”人材開発を、ぜひ会場で体感してください

生成AIという圧倒的なテクノロジーが実務に溶け込む時代だからこそ、企業の命運を握るのは、それを使いこなし、業務を再定義していく「ヒト」の判断力や共創姿勢に他なりません。

AI時代の人材開発を、ただ研修を選ぶことから始めるのではなく、現在地の可視化から始めてみませんか。

BEYOND FORUM 2026は事前登録制です。

ご来場予定の方は、公式サイトより無料チケットをお申し込みのうえ、ぜひ4DL Technologiesブース(南1・2ホール【 8-2 】)へお立ち寄りいただき、ANT-DXAの簡易受診体験をご覧ください。“測ってから設計する”人材開発の入口を、会場で皆様にお見せできることを楽しみにしております。

出展概要
  • イベント名 BEYOND FORUM 2026 内「第1回 AI時代の人材開発・タレントマネジメント展」
  • 会期 2026年6月9日(火)〜10日(水) 10:00〜17:00(予定)
  • 会場 東京ビッグサイト 南1・2ホール
  • 4DLブース番号 南1・2ホール【 8-2 】
  • 参加方法 事前登録制(無料チケットは、下記の公式サイトよりお申し込みください)
 
 

関連情報・お問い合わせ

筆者紹介

荒巻 順|Jun Aramaki

4DL Technologies株式会社 CCO(AI Solution Design 担当コンサルタント)

元・鉄工所経営者。20歳に承継した家業の荒巻鉄鋼から1994年に転身し、PCサポート業、モバイル業界の顧客接点コンサルタント、現在はエンタープライズ企業のAI活用・定着を支援することを息子の起業した4DL Technologies株式会社で担当する。

技術者ではない。技術を「現場に馴染ませる」専門家だ。

NTTドコモビジネスにて25年以上、BtoBセールス部門の研修体系・資格制度を統括。延べ4万人超の現場に伴走してきた。「現場の事実が判断軸を育て、判断軸が現場を変える」——この実務哲学は、鉄工所時代に図面と鉄を前に身につけたものであり、AI時代の今も変わらない。

どこかの組織に属さない独立独歩(Independent)の立場から、一貫して「現場」に立ち続けてきた。

ITが推し進めてきた「アナログのデジタル化」の先にある、「デジタルのアナログ化」——デジタルに血を通わせ、人間に馴染ませる——という世界線を見据えている。

現在はMicrosoft 365 CopilotやChatGPT・Gemini・Claudeなどの生成AIプラットフォームを、「作業の高速化」ではなく「判断軸の高速更新」のために実装する支援を行う。

独自の3層アーキテクチャ 4DL-AAS(Protocol/Alignment/Prompt)を設計思想に、「リーダーを孤独にしない、メンバーを迷子にしない」チームの自走状態をつくることを使命としている。

よくある質問

Q. 一般的なAI研修やコンサルとは何が違うのですか? 単なる「操作」や「効率化」ではなく、チームの「判断軸」をAIに同期させる設計を行います。鉄工所の職人が図面を読み解くように、リーダーのビジョンを現場が動ける言葉(プロンプト)に翻訳し、データドリブンの先にある「文脈を大切にする経営」を具現化します。

Q. どのようなフェーズで相談すればよいですか? 「導入したが活用が属人化している」定着フェーズはもちろん、活用ルールが形骸化し「免責装置」になっている状態の打破も得意とします。既存の業務プロセスに潜むアナログな知恵を、いかにAIで増幅させるかというグランドデザインから参画可能です。

Q. チームにはどのような変化が期待できますか? 「リーダーの孤独」と「メンバーの迷子」が解消されます。AIを介して判断と実行のサイクルが高速化されることで、現場が自らの意志でしなやかに動き続けられる「自走するチーム」へと進化します。