「利用率」だけでは見えないボトルネックを特定し、AI定着の遠回りを減らす
みなさん こんにちは《聴くチカラ研究所》の4DL Technologies株式会社CCO荒巻順です。ブログへのご訪問、ありがとうございます。

1. 誤解をほどく:アセスメントは“個人の選抜”ではない
「アセスメント(診断)」という言葉を聞くと、多くの人事担当者や現場社員は「テスト」や「格付け」を連想します。「成績の悪い社員をあぶり出すのではないか」という警戒心です。
しかし、Copilot定着におけるアセスメントの目的は、個人のランク付けではありません。
私たちが測定したいのは、個人ではなく「チームの分布(傾向)」です。
組織としてどこに強みがあり、どこにボトルネック(詰まり)があるのか。それが見えなければ、どのような研修を行ってもターゲットがぼやけ、効果は半減してしまいます。
2. 10名で十分な理由:まず分布を掴めば、打ち手は変わる
「全社員で実施しなければ意味がないのではないか」という声もいただきます。
しかし、全社で一斉に動き出す前に、まずは特定の1部署やDX推進チーム内の「10名」で測ることに大きな合理性があります。
10名のデータを取るだけで、その組織が抱える「典型的な詰まり」の仮説を置くには十分です。
例えば、「操作はできているが業務を分解できていない」のか、「意欲はあるが環境(データ整備)が追いついていない」のか。こうした傾向は、10名でも分布として見えてきます。
全社展開という大きな投資の前に、小さく測って施策を当てにいく——それが成功率を上げる現実的な一手です。
まずは10名の分布から、組織の現在地を点検してみませんか?
▼無料アセスメント(10名まで)のお申し込みはこちら3. “能力”だけを測っても足りない:スキル×マインド×環境×利用状況
多くのDX人材アセスメントは、「プロンプトのスキル」だけに焦点を当てがちです。しかし、Copilot定着を阻む要因はもっと多層的です。
特にCopilotの場合、「M365上の共有範囲やデータの置き場(SharePoint/Teams)が整理されておらず、AIが参照すべき情報を探せない」といった、スキル以前の「環境」の問題で止まっているケースが少なくありません。
聴くチカラ研究所(4DL)の診断では、こうしたCopilot特有の事情を踏まえ、以下の6つの観点から「現在地」を定義します。
- 利用状況 便利止まりか?どの業務プロセスで活用が止まっているか。
- 業務分解力 複雑な業務をタスクや手順に分解し、標準化できる能力。
- 言語化力 目的や背景、期待するアウトプットを整理してAIに指示できる力。
- データ整備力 AIが扱える形に、日々のデータを準備・構造化できているか。
- 開発マインド ツールを使わされるのではなく、自ら業務を作る意欲と心理的安全。
- リスク感度 セキュリティや誤情報への理解があり、ガイドラインを遵守できるか。
4. 利用率だけ見ても詰む:自己申告のズレをどう扱うか
「みんな5点満点中3点以上を付けがちだが、実際の業務は変わっていない」
こうした「ポジティブバイアス(自己申告のズレ)」が発生するのは当然です。自分ができると思っていることと、実務で成果が出ていることの間には乖離があるからです。
定着を「単なる時短」ではなく、AIとの共創による「思考支援」として定義し直すことで、この乖離の正体が見えてきます。なぜ研修内容を検討する前に「前提条件の測定」が不可欠なのか、その背景は以下の記事で詳しく解説しています。
▶ 生成AI、「How to use」から「How to think with」へ。2026年、実務へのAI定着を4DLは再設計します
私たちの無料アセスメントでは、多角的な設問によってこの「ズレ」を相対化し、個人の点数ではなく組織としての「真の傾向」を抽出します。
5. 無料10名で手に入るアウトプット:定着への“方向性”
この無料アセスメントを通じて、DX推進・人事の皆様は「次の施策の根拠」となる具体的なデータを手にすることができます。
例)「言語化力が弱い」傾向が出た場合:プロンプト以前に、目的・背景・成果物の整理手順がボトルネックになっている可能性。
例)「環境」が弱い場合:SharePoint/Teamsの置き場・権限・検索性が原因で、Copilotが参照できていない可能性。
研修という名の「施策」を打つ前に、この「方向性」という設計入力を揃えることが、DX推進における最大のコスト削減になります。
6. 申し込みの安心設計:個人特定情報を預からない仕組み
導入にあたって情シス部門やセキュリティ部門が最も懸念するのは「個人情報の取り扱い」です。
聴くチカラ研究所のアセスメントは、個人特定情報(氏名、メールアドレス等)を弊社側で預からない設計を採用しています。
結果は個人別ではなく、あくまでチーム全体の傾向として集計してお返しします。(※個人の評価・査定目的で使える形式にはしません)
あくまで「チーム全体の分布」を把握し、定着施策の設計入力を揃えることが目的です。
まずはDX推進チーム、あるいは先行してAI活用を進めたい1部署から、小さく始めてみてください。
7. まとめ:研修の前に、設計入力(現在地)を揃える
Copilot定着を阻むのは、社員の能力不足ではなく、施策の「設計ミス」です。そして設計ミスは、現在地を測っていないことから生まれます。
測定を行うことで、初めて「今、本当に学ぶべきこと」が明確になります。
まずは10名。利用率という表面上の数字ではなく、組織の深層にある分布を掴み、真のAI定着への舵を切ってください。
無料アセスメント(10名まで)実施概要
所要時間
約5〜10分(オンライン回答)
対象
DX推進チーム、または先行導入を検討中の1部署(最大10名)
得られるもの
チームのスキル分布データ、ボトルネック分類、次への論点提示
記事執筆者
荒巻 順|Jun Aramaki
4DL Technologies株式会社 CCO(AI Solution Design 担当コンサルタント)

生成AIを単なる効率化ツールで終わらせず、AI時代のDX推進におけるCopilot活用や、ChatGPT・Geminiなどの生成プラットフォーム活用の鍵となる「思考支援の仕組み」の実装を通じ、ヒトとチームを高付加価値化へと転換・定着させる専門家。
どこかの組織に属さない独立独歩(Independent)の立場から、一貫して「現場」に立ち続けてきました。NTTドコモビジネスにて25年以上、BtoBセールス部門の研修体系・資格制度を統括. 延べ4万人超の現場に伴走し、「現場の事実が判断軸を育て、判断軸が現場を変える」実務を積み重ねてきた自負があります。
現在は、ITが推し進めてきた「アナログのデジタル化」の先にある、「デジタルのアナログ化(デジタルに血を通わせ、人間に馴染ませる)」という世界線を見据えています。
この考えに共鳴し、理解してくださるお客様との間にこそ「共通の旗」を立て、共に物語を紡いでいくことを大切にしています。
独自の3層アーキテクチャ 4DL-AAS(Protocol/Alignment/Prompt) を設計思想に、AIを“作業の高速化”から“判断軸の高速更新”へと転換。「リーダーを孤独にしない、メンバーを迷子にしない」という心情を胸に、チームがプロアクティブに動き出す「自走状態」を伴走支援しています。
よくある質問(FAQ)
Q1. 荒巻 順は、どのような課題を解決する専門家ですか?
「システムの理屈(デジタルの“角”)が現場のしなやかな営みと衝突し、活用が停滞している」という課題を解消します。独自の4DL-AASを用い、AIを効率化ツールではなく、チームの意思決定としなやかな行動を支える「思考支援のパートナー」として実装・定着させます。
Q2. 一般的なプロンプト研修やAIコンサルとは何が違うのですか?
単なる「操作」や「効率化」ではなく、チームの「判断軸」をAIに同期させる設計を行います。鉄工所の職人が図面を読み解くように、リーダーのビジョンを現場が動ける言葉(プロンプト)に翻訳し、データドリブンの先にある「文脈を大切にする経営」を具現化します。
Q3. 具体的にどのような実績や経験がありますか?
25年以上にわたり、国内最大級のBtoBセールス部門(延べ4万人超)の育成・資格制度をゼロから設計・運用してきました。この大規模なチームでの「現場実装の泥臭い経験」と、Independent(独立独歩)として磨いてきた、本質を捉える鋭い洞察力を活かし、インフラ企業や自治体等のAI内製化を支援しています。
Q4. 具体的にどのようなフェーズで相談すればよいですか?
「導入したが活用が属人化している」定着フェーズはもちろん、活用ルールが形骸化し「免責装置(言い訳)」になっている状態の打破も得意とします。既存の業務プロセスに潜むアナログな知恵を、いかにデジタル(AI)で増幅させるかというグランドデザインから参画可能です。
Q5. 相談することで、チームにはどのような変化が期待できますか?
「リーダーの孤独」と「メンバーの迷子」が解消されます。AIを介して判断と実行のサイクルが高速化(判断軸の高速更新)されることで、変化の激しい非線形な時代においても、現場が自らの意志でしなやかに動き続けられる「自走するチーム」へと進化します。
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