Skip to content
11月 9, 2025
10 min read time

Copilot活用の“次の一手”を探しているあなたへ──DX推進の壁を超える”10の問い”と”生成AI定着への打ち手”

聴くチカラ研究所ビジュアルのコピー (32)

 

「効率化」の先に、組織が本当に向き合うべき課題

「Microsoft 365 Copilotの全社導入が完了し、活用率も順調に伸びている」
「WordやExcelでの作業時間が短縮され、現場からは喜びの声が上がっている」

多くの企業で「Copilot 定着」の第一フェーズ(Phase 1)が進む中、エンタープライズ企業のDX推進部門や経営層からは、次のような“違和感”が聞こえ始めています。

みなさん こんにちは《聴くチカラ研究所》の4DL Technologies株式会社CCO荒巻順です。ブログへのご訪問、ありがとうございます。

makeAIworkforyou

 

「作業は速くなった。だが、アウトプットの質、つまり“思考の質”は本当に高まったのか?」
「Copilotを使える人と、ただ触っているだけの人で、格差が生まれていないか?」
「結局、AIに“浅い問い”を投げかけるだけでは、組織の議論は深くならないのではないか?」

実はこの“定着フェーズの違和感”は、Copilotを早期に導入し、定着支援まで完了した“優等生企業”ほど強く感じている傾向があります。 「Copilot 効果測定」の指標が「利用時間」や「削減工数」に留まっており、真の目的であったはずの「組織の知的生産性の向上」にまで届いていないことへの焦りとも言えます。

それは、「Copilot 活用 失敗」とまでは言えないものの、投資対効果(ROI)を“思考の進化”という本質的な部分で捉え直そうとする、重要な「Copilot フェーズ2 (Phase 2)」への移行シグナルです。

私たち4DL/聴くチカラ研究所では、Copilotを単なる「効率化ツール」ではなく、組織の「問いのOS」を再起動させ、思考を深めるための「体感装置」として捉え直すアプローチ「ANT-B0」を提唱しています。

本ページでは、これまで私たちが発信してきた「Copilot × DX推進」に関する記事の中から、特に反響の大きかった人気上位10記事をピックアップ。 皆様が抱える“違和感”の正体を解き明かし、「効率化」のその先へ進むための「10の問い」と、その具体的な「打ち手」をまとめてご紹介します。

 

DX推進の壁を超える「10の問い」とANT-B0的打ち手

 

1. なぜ、Copilot導入の稟議は“上司”で止まるのか?

記事: DX推進部門が越えるべき“上への壁”——Copilot定着施策の稟議、なぜ上司は首を縦に振らないのか?

👉 記事URL: https://insight-lab.4dlt.com/250927/ant01

👉 「Copilot導入の“最後の壁”である上層部の説得に悩む方」におすすめの記事です。

要旨:
Copilot導入の稟議が「便利そうだけど効果が不明」として上層部で止まる背景を分析します。「体感なきPoC」が稟議を通らない最大の原因であり、上層部が求めているのは「効率化のデモ」ではなく「思考が深まる体験」そのものです。この記事では、ANT-B0による“思考の体感”がいかにして稟議の突破口となり得るかを、具体的なロジックで解説します。

 

2. なぜ、Copilotを使っても“会議”は変わらないのか?

記事: Copilotは定着した。でも、会議は変わらない──DX推進部門がぶつかる“その後の壁”

👉 記事URL: https://insight-lab.4dlt.com/250922/ant03

👉 「活用ログは順調なのに、組織のアウトプットの質が変わらないと感じる方」におすすめの記事です。

要旨:
Copilotの活用ログや活用事例が蓄積される一方で、会議の中身は変わらない。「問いが浅いまま使っても、AIの応答も浅い」という構造課題を明らかにします。これは「Copilot 質問の仕方」のテクニックの問題ではなく、組織の“問いのOS”が古いままAIを使っていることが原因です。OSそのものを進化させる必要性を提起します。

 

3. なぜ、“考える力”が育つ前に「効率化」で満足してしまうのか?

記事: CopilotでWordもExcelも速くなった。でも、“考える力”は高まったか?──AI導入の次の一手は「問いの設計」にある

👉 記事URL: https://insight-lab.4dlt.com/251012/ant01

👉 「効率化の“その先”の価値、“思考の質”の向上を模索する方」におすすめの記事です。

要旨:
Word/Excel業務の効率化を終えた企業が次に直面する「思考の空洞化」。Copilotは道具ではなく“問いの体感装置”であるという視点から、「Copilot DX推進」における第2フェーズ設計の必要性を解説します。「Copilot 研修」の多くが“使い方”に終始する中、なぜ“問い方”の設計こそが本丸なのかを論じます。

 

4. なぜ、経営層は「社員が考えなくなる」と不安を抱くのか?

記事: Copilotで「社員が考えなくなるのでは?」──経営層の直感的な不安に、DX推進部門が見せるべき“次の景色”とは

👉 記事URL: https://insight-lab.4dlt.com/251026/ant02

👉 「AI導入に対する経営層の“漠然とした不安”を払拭したいDX担当者」におすすめの記事です。

要旨:
「AI導入で社員がバカになる」という直感的な不安を持つ経営者にどう向き合うか。その不安は「AIに答えを出させる」という誤解から生じています。Copilotは“問いの鏡”であり、思考を放棄するのではなく、むしろ思考を強制的に深める装置であると再定義します。ANT-B0による思考の再起動が組織文化を変える鍵であることを提言します。

 

5. なぜ、コーポレート部門はCopilot活用に“迷い”を感じるのか?

記事: DX推進部門はどう応えるべきか──コーポレート部門の“期待と迷い”が問い直す、Copilot定着の本質

👉 記事URL: https://insight-lab.4dlt.com/251012/ant02

👉 「部門横断でCopilot定着を進めたいが、部門ごとの“温度差”に悩む方」におすすめの記事です。

要旨:
経営企画・広報・人事などの部門から届く「Copilotを使いたいけど、自分たちの業務でどう“深く”使えばいいか分からない」という声にどう応えるか。彼らに必要なのはマニュアルではなく「自分たちの“問い”を育てる場」です。PoC段階でこの「問いを育てる場」を用意することが、全社的な定着の第一歩となる構造を解説します。

 

6. なぜ、Copilotは“使える人”と“触る人”に会社を分断するのか?

記事: Copilotが会社を分断する──“使える人”と“触ってるだけの人”の境界線

👉 記事URL: https://insight-lab.4dlt.com/250922/ant02

👉 「“神プロンプト”の共有だけでは、組織全体の底上げができないと感じる方」におすすめの記事です。

要旨:
プロンプト共有の副作用として「AIを操れる人」と「ただ触ってる人」の格差が拡大する問題に警鐘を鳴らします。「Copilot 研修」などでテクニックを教えるだけでは、この分断は解消しません。全社的な“問いの文化”=OSを育てることこそがDX推進部門の真の使命であり、その具体的なアプローチを考察します。

 

7. なぜ、Copilotを使っても“議論”は浅いままなのか?

記事: Copilot活用は進んだ。でも議論は浅いまま──DX推進部門が次に仕掛けるべき“問いの設計”とは?

👉 記事URL: https://insight-lab.4dlt.com/250127/ai01

👉 「Copilotのアウトプットが“期待したほど深くない”と感じる方」におすすめの記事です。

要旨:
効率化の成果は出ているが、アウトプットの深さが変わらない。その原因は、プロンプトテンプレートの限界にあります。AIに「答え」を求めるのではなく、Copilotを「思考を深めるための“壁打ち相手”」として再定義し、「Copilot 質問の仕方」そのものを組織レベルで変革する必要性を整理します。

 

8. なぜ、“ログ解析”だけではCopilotの真価が見えないのか?

記事: Copilot導入効果、ログ解析だけでは見えない“思考の質”

👉 記事URL: https://insight-lab.4dlt.com/250927/ant02

👉 「Copilotの効果測定(ROI)の“次の指標”を設計したい方」におすすめの記事です。

要旨:
「Copilot 定着」の指標として、活用ログは増えた。しかし、それは「作業の質」向上を意味するでしょうか?「Copilot 効果測定」を“効率化”から“思考の深化”へシフトするために、DX推進部門が持つべき「問いの物差し」について考察します。ログの「量」ではなく、アウトプットの「質」をどう測るかの視点を提案します。

 

9. なぜ、“問いのOS”をインストールする必要があるのか?

記事: Copilotで“考える組織”に進化するには?──ANT-B0ワークショップの全貌

👉 記事URL: https://insight-lab.4dlt.com/250916/ant01

👉 「“Copilot ワークショップ”を検討中だが、他社との違いが分からない方」におすすめの記事です。

要旨:
「Copilot 活用 失敗」の多くは、AIに“答え”を求めすぎた結果です。この記事では、なぜ「問いのOS」を組織にインストールする必要があるのか、そしてCopilotを“思考の壁打ち相手”として強制的に体感させる「Copilot ワークショップ」=ANT-B0の設計思想とその全貌を、他の研修との違いを明確にしながら紹介します。

 

10. なぜ、ミドルマネジメントはCopilotの“傍観者”になるのか?

記事: 「Copilotは現場のもの」という傍観者──ミドルマネジメントを“問いの当事者”に変えるには

👉 記事URL: https://insight-lab.4dlt.com/251004/ant01

👉 「現場は使っているのに、管理職層の活用が進まない組織」のDX担当者におすすめの記事です。

要旨:
「Copilotは現場の効率化ツール」と捉え、自らは“使わない”ミドルマネジメント層。しかし「Copilot DX推進」の真の鍵は、部下に“指示”を出す管理職層自身が、“問いの質”の重要性に気づくことです。彼らを傍観者から当事者へと変えるための「問いの体感」アプローチを解説します。

 

まとめ:Copilot活用の“次の視点”が、組織の未来を決める

ここまで10本の記事を通して、「Copilot DX推進」における様々な課題と、その根底に流れる「問いの質」の重要性を見てきました。

Copilotは、私たちが投げかけた「問い」を映し出す鏡にすぎません。 もし、Copilotからのアウトプットが浅いと感じるなら、それは私たちの「問い」そのものが浅いことの現れです。

「Copilot 社内展開」を成功させる本質は、ツールの“使い方”を教えることではなく、組織全体の「問いのOS」をアップデートし、「思考の体感」を設計することにあります。

Copilotが返すアウトプットが、まるで“誰かと深く議論した後のように変わる”。そんな体験をした社員が、次の会議で自然に「問いの質」を持ち込み始める──それこそがANT-B0が目指す「問いの体感」の起点です。

4DL Technologiesは、単なるAI導入支援に留まらず、Copilotを“思考の装置”として活用し、組織の「フェーズ2」進化を支援する「Copilot 定着支援」の専門チームです。 「Copilot PoC」の設計から、全社展開後の「思考の質」の向上まで、一気通貫で伴走します。 Copilot活用の“次の視点”を探している方は、ぜひ一度ご相談ください。

Copilotの導入はゴールではなく、始まりにすぎません。真に業務変革へとつなげるには、「定着」──すなわちチームの思考の質と速度を変えるリスキリングが不可欠です。

私たち4DL Technologies株式会社では、Copilotの定着と本質的な業務変革を支援する3つのリスキリングプログラムをご用意しています。

🟣 ANT-B0:Copilotで「問いを立てる力」を育てる【入門編】

Copilotを“調べ物ツール”などの単純作業利用で終わらせず、思考をともに進める相棒として使いこなす第一歩を体感しませんか?

Copilotにどう問いかければ、欲しい情報が出てくるのか?そして、Copilotから問い返して暗ormous知を深掘りしてくれる体験。

業務文脈に合わせた「問いのOS」をインストール。まずはこのB0から始めて、チーム内でのリスキリングを“スモールスタート”しませんか?

 

🟣 ANT-B1:複雑な業務を再現するプロンプト設計【実践編】

自社の業務にCopilotを本格活用するためのエンタープライズ企業として求めるプロンプトの設計力・再現力・構造化力を非エンジニア向けが学びます。

B0で体感した「思考支援ツールとしてのCopilot」をベースに、業務プロセスにAIを実装する力を養います

 

🟣 ANT-B2:AIエージェントを自社業務に組み込む【応用編】

Copilot Studioというノーコードツールを活用して、社内専用のAIエージェントを設計・導入を自走するチームにしませんか?

現場が、自分の仕事を、自分たちで設計・開発・修正の試行錯誤できる「業務をAI化する」自走できる状態を目指します。

 

📌まずは安価な体験ワークショップ”ANT-B0”から定着施策を上司と考えませんか?

「Copilotを“思考の相棒”に変える」という明確な効果をパイロットチームに体感してもらい上司に提案できる状態をつくりませんか?

場合によっては、あなたが稟議を上げる経営層に「AIによる思考支援の未来」を体感・実感してもらうという作戦はいかがでしょう?

そんな仕掛けにもANT-B0は最適です。

ANT-B0

 

記事執筆者

荒巻 順|4DL Technologies株式会社 CCO(AIソリューションデザイン統括)

CCO

NTTドコモビジネス(旧NTTコミュニケーションズ)様にて、i-modeが開始される以前から25年以上にわたりBtoBセールス部門の人材育成(研修・試験)の企画設計を責任者として担当。また地元千葉で12年間、創業支援研修やセミナーなどを受託。

専門は、独自のプロンプト設計手法(ODGC/4DL_AAS)を用い、AIを「思考支援」ソリューションへと進化させる「生成AI導入・定着コンサルティング」です。

 

よくある質問(FAQ)

Q1. 荒巻 順は、どのような課題を解決する専門家ですか?

「生成AIを導入したが、現場で活用されず成果が出ない」という課題の解決が専門です。独自のフレームワーク(4DL_AAS)を用い、AIを単なる効率化ツールではなく、組織の「思考支援パートナー」として定着させ、意思決定の質を高めるコンサルティングを行います。

 

Q2. 具体的には、どのような経験がありますか?

NTTドコモビジネス様で25年以上にわたりBtoBセールス部門の研修・試験設計を、千葉市産業振興財団様で12年間、創業支援研修の企画運営を責任者として担当しました。この経験を基に、通信・鉄道・自治体など、様々な組織へのAI導入・定着支援を主にトレーニングという側面から行っています。

 

Q3. 生成AIの導入・定着について相談すると、何が得られますか?

貴社の業務プロセスにAIを組み込み、AI活用による「業務の高付加価値化」が現場で自走する状態を目指します。たんなるプロンプト研修では無く、主要なAIプラットフォームに対応した独自のプロンプト設計手法(4DL_AAS)を用いた実務的な組織的LLM動作設計から、定着・内製化までを一貫して支援することで、付加価値を生み出し続ける強い組織を構築します。

 

タグ: `Copilot`, `DX推進`, `AI活用`, `問いの設計`, `ANT-B0`, `体感ワークショップ`, `Copilot 定着`, `Copilot 活用 失敗`, `Copilot 問い方`, `Copilot 研修`, `Copilot 質問の仕方`, `Copilot 社内展開`, `Copilot 定着支援`, `Copilot PoC`, `Copilot 効果測定`, `Copilot フェーズ2`